Is Dion DiMucci's Fallout lawsuit one big misunderstanding?
フォールアウト4のCMで使用した楽曲『The Wanderer』を巡り訴訟問題になっている件ですが、ライターの Justin Woo氏は、この訴訟には勘違い・誤解があるのではないかと独自の見解を記事にしています。
アーティスト:ディオン氏の主張
このディストピアではまるで暴力がスポーツであるかのように描かれている。
殺人といった暴力行為は誰かを救うためのものではなく、ただ若い世代に魅力に見えるよう作られており気持ち悪い。道徳的にも理解できない。
CMに映っているもの
・核爆発のシーン
・ラッドローチを撃つ
・スーパーミュータントを撃つ(人間には見えない)
法廷に出された書類では「主人公が色々な場所を放浪しながら武装して狩りをする」と書かれているそうです。
スーパーミュータントと遭遇して銃撃するシーンはありますが、スポーツのように殺人を行うようなシーンは一切ありません。
この記事の中で抜粋している3つのシーン以外でもそれらしいシーンは無く、たしかにディオン氏の主張とはちょっとズレているようにも見えます。
しかしネットメディアにはよくあることなので疑いますが、抜粋されているディオン氏の主張もごく一部の可能性があり、全文を見ないと本当に主張とズレているのかはわかりません。
※その他、80年代のポピュラーなCMを例として取り挙げ、それに比べれば遥かに残酷なシーンが無いと書いています。
これと勘違いしてない?
「Fallout」と「Wanderer」でググると、すぐにこのファンメイドビデオが出てきます。
このCM映像も取り入れた動画はおよそ280万回も再生数があり、頭部が爆発するような多くの殺人シーンが映っており、1分7秒からは『スポーツのように描かれる暴力シーン』があります(バトルゾーンのケイトのシーン)
記事の最後に、77歳のディオン氏は、"The Wanderer" の MP3 と Adobe Premiere Pro を使うと簡単にプロのような映像を作れることを知らず、Youtubeを見て勘違いしてしまったのかもしれないので、ジャック・トンプソン 2.0 とは違います、とまとめています。
※ジャック・トンプソン氏
グランド・セフト・オートなどの暴力的なゲームを批判する弁護士