A conversation with Pete Hines on Fallout 76 and what it is and isn’t「Fallout 76とはいったいどのようなゲームなのか」に焦点を当てた、GameCrateによるベセスダのマーケティング担当副社長、ピート・ハインズ氏へのインタビュー記事です。
他のメディアによるインタビューによって明らかになった今作の仕様のような、新しく判明した内容はありません。
以下は主にピート・ハインズ氏の発言の一部を抜粋して、ほとんどは補足を加えた内容です。
Fallout 76 はそういうゲームじゃない冒頭では本作を他のゲームと比較して理解しようとしている点に触れています。
「『Rust』や『Fortnite』のようなものではないしMMOでもない、『Distiny』とも違う。
『Fallout76』はロールプレイングゲームであり、みんなで殺し合いをするゲームではない」
発表当初やリーク情報を元に言われていた内容ですね。
ハードコアなサバイバルかと思われそうだけど、E3の壇上でトッド・ハワード氏が語っていたように本作はソフトコアなサバイバルでRPGであることを伝えたいみたい。
NPCとクエストとソロプレイ「例えば私がプレイする時、自分のキャラを作ってクエストやレベリングをしたり探索します。
要するに完全に以前のFalloutのようにプレイすることができます。
Fallout4のビルド要素が気に入っていれば、どこでもビルドできるのはもっと魅力に感じるかもしれません。あなたが他のプレイヤーのキャラクターと戦う必要がない時は、戦う必要はありません」
PvP要素について必ず避けられる方法があるような言い方ですが、他のインタビューなどでは具体的な仕様がまだ決まっていないようにも聞いていますよね。
「世界にはさまざまなタイプのロボットがいてクエストを受けられる場合があります。他にもプレイヤーにクエストを与える方法はたくさんあります」
今作では人間のNPCが登場しないということが明らかにされています。
Vaultに入れず地上に残った人々も多くいるはずですが、核戦争を生き残ったとしても戦後にミュータント化したクリーチャーが跋扈するようになったウェストバージニアでは、ゲームが開始する時代までVault外で生存できた人間はいなかったのかもしれません。
かつて人類と共にあったロボットだけが残っているというのは、寂しい終末世界を探索するみたいで個人的には好みです。
ダンジョン&ドラゴンズ&核兵器「今までにD&Dを例にして説明してきました」
この見出しは記事のライターさんが加えたもので、ピート・ハインズ氏がそのように言っていたわけではないと思われます。
D&Dの例えは初耳ですが、インタビューではない時の説明に使っているらしい。
「Fallout76はゲームがDMのようなもので、ゲーム内の誰もがプレイする方法を決められます」
個人的にD&Dの例えはピンと来ないのだけど、ひじょうに興奮する比較であるという海外の方の感想と同意する意見もありました。
D&Dの影響を受けた『ウルティマ・オンライン』の開発に携わっていた方は、今作の開発に携わるBGSオースティンスタジオのお偉いさんの一人になっています。
『スター・ウォーズ・ギャラクシーズ』の開発にも参加していた人物で、今作の舵取りに期待する声も少なからず見ています。
E3の壇上でトッド・ハワード氏が語っていましたが、プレイヤーによって発展していく予想のできない物が見たいというのが開発チームの考えみたい。
用意された舞台上で全てはプレイヤーの手に委ねられるという意味ではTRPGに例えられるのも納得ですが、実際のゲームデザインはどうなっているのでしょうね。
ナンバリングタイトルではないけど今作がFalloutの世界で独立したものではなく、「76」というタイトルにも意味があるそうですよ。